【ピアノ】左手ピアノの技術・知識 記事まとめ:作曲・編曲と演奏の視点から
► はじめに
左手演奏のための技術を体系的に身につけたい方、楽譜を読み解く力を養いたい方に向けて、技術・知識にあたる記事をまとめました。作曲・編曲技法や分析の視点と、演奏面を扱った記事に分けて紹介します。
► 記事一覧
‣ 技術練習曲集
【ピアノ】メロディ・ボバー「Grand One-Hand Solos for Piano」シリーズ 完全ガイド
2012年よりAlfred Musicから出版されている、片手奏用ソロ曲集シリーズの紹介記事。BOOK1(バイエル併用程度)からBOOK6(ツェルニー30番中盤程度)まで難易度が段階的に上がる構成で、右手・左手それぞれの作品に加え、片手同士や片手と両手による連弾曲も収録されています。1曲が短く進めやすいため、片手練習の入門編として、あるいは怪我などで片手のみ使える時期の教材として活用できます。
【ピアノ】ジョン・W・ショーム「LEFT HAND SOLOS for the piano」シリーズ 完全ガイド
アメリカのピアノ教育者ジョン・W・ショームによる、初中級者向け左手ソロ編曲曲集の紹介記事。BOOK1(バイエル併用〜ブルグミュラー25の練習曲修了程度)・BOOK2(ツェルニー30番程度)の2巻構成で、スクリャービン「左手のためのノクターン Op.9-2」の弾きやすいアレンジや、名だたる左手作品の旋律に触れられる編曲が収録されています。原曲は難しくてもその美しい旋律だけを気軽に味わいたい方や、ペダリング・運指の工夫を学びたい方におすすめの一冊です。
【ピアノ】ベレンス「左手のトレーニング Op.89」導入完全ガイド
左手強化に特化した左手独奏用練習曲集の導入ガイド。第1部(46のトレーニング)と第2部(25の練習曲)の内容・レベル別アプローチ・ハノンとの使い分け・全音版とシャーマー版の楽譜比較・継続のコツまでまとめています。推奨開始時期はツェルニー30番入門程度以降となっています。
【ピアノ】ケーラー「左手のための教本 Op.302」完全ガイド:収録曲一覧・難易度・おすすめ作品
ルイ・ハインリヒ・ケーラーが編纂した左手特化型の総合練習曲集の導入ガイド。ケーラー自身の作品に加えベルガー・カルクブレンナーら多彩な作曲家の作品を収録しており、章単位の練習課題から歴史的名品まで幅広くカバーしています。レベル別おすすめ作品の紹介つきで、推奨開始時期はツェルニー30番入門程度以降です。
【ピアノ】リビツキ「左手のための練習曲 Op.54」完全ガイド
全20曲からなる左手独奏用練習曲集の完全ガイド。実用的なエチュードと演奏会向けの楽曲風作品が混在する構成で、各曲の練習課題・全体構成表・演奏発表会に適した番号・プログラム作成例まで網羅しています。推奨開始時期はツェルニー30番中盤程度以降です。
【ピアノ】モシュコフスキー「左手のための12の練習曲 Op.92」完全ガイド
左手独奏に必要なテクニックを体系的に学べる練習曲集の導入ガイド。全12曲の構成・各曲の練習目的・取り組み推奨順序・楽譜の選び方・効果的な練習方法まで詳しく解説しています。推奨開始時期はツェルニー40番修了程度以降となります。
‣ 作曲・編曲技法と、分析の知識
【ピアノ】後出しされるバスの書法解説:実例分析と表現ポイント
バス音を拍頭より遅らせて発音する「後出しバス」という作曲技法の解説記事。ラヴェル・バルトーク・クララ・シューマンの両手作品と、スクリャービン・サン=サーンス・ブルーメンフェルドの左手独奏作品を実例として分析しています。左手独奏作品ではこの技法が頻繁に使われるため、楽譜を読む際の重要な知識になります。
広範囲和音やアルペッジョを弾く際に生じる「物理的な時間」が音楽の流れを壊していないかという観点から、弾きやすい編曲を見極めるための判断基準を解説しています。複数の編曲を比較例に、楽譜購入前に編曲の傾向を読む視点を紹介します。
‣ 演奏の技術・知識
【ピアノ】左手作品で学ぶ、手首のアップ・ダウンと前腕・肘の回転
指先だけに頼らず、手首の上下動と前腕・肘の小さな回転を使って弾きやすさとレガートを両立させる身体の使い方を解説した記事。スクリャービン「左手のためのノクターン Op.9-2」、ブルーメンフェルド「左手のための練習曲 Op.36」、ライネッケやボルトキエヴィチの左手独奏作品を実例に、動作の大小や使い分けの考え方を具体的に示しています。「シャンドール ピアノ教本」の記述も交えながら、身体操作の基礎を扱った内容です。
【ピアノ】左手作品の高音域で手首をひねらないための運指の考え方
左手が高音域へ移動する場面での運指の考え方を解説した記事。直前の指からの自然なつながりだけで運指を選ぶと、親指を使う際に手首や前腕への負担が大きくなりがちです。ブルーメンフェルドとスクリャービンの左手独奏作品を実例に、「2の指と3の指をまとめて使う」「同じ指を繰り返す」といった選択肢を紹介し、手首への負担を抑えた運指の考え方を解説しています。
【ピアノ】左手演奏の和音運指はどう考える?シャコンヌ冒頭を例に解説
バッハ=ブラームス「シャコンヌ」冒頭の和音を題材に、左手演奏における和音運指の組み立て方を解説した記事。指が届くかどうかという物理的条件だけでなく、前後の和音とのつながり、トップノート同士の関係性、ペダリングとの兼ね合いまで含めて、判断のプロセスを具体的に説明しています。
► 終わりに
作曲・編曲と演奏の両面からアプローチし、左手作品についてさらに学びを深めていきましょう。特に作曲・編曲の視点も知っておくと、楽譜の読み方そのものが変わってきます。
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